2020年4月によく聴いた曲【恋のホワン・ホワン/No.1/楽園をふたりで】

 

 

最近聴いてる3曲を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハートがホワン、いつでもホワン・ホワン。
ハートがホワン、どこでもホワン・ホワン。
ハートがホワン、止まらずホワン・ホワン。

 

……

 

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イド:インヴェイデッドめっちゃくちゃおもしろいですね

 
こんばんは、駅までです。
 
仕事始まる直前に死んだ意識で3+4は7だ!っていったやつ(小学生か?)残ってるのかなり気恥ずかしくなってきました。そして七星も含めてミスリードっぽくなってきましたがこの7からすすめていきます。
 

 

混沌の話にあるように七は人間に空いている穴の数を指します。*1混沌に人間と同じ七つの穴を開けたら混沌でなくなり死んでしまうやつですね。つまり七の名を持つ聖井戸は名探偵(~井戸)でありながら現実の人間(御代 3+4)であるということです。
 
こんな両面性がなぜ起こるのか。表と裏。つまりinside-outedです。彼女の人間性である名前は、”御代”⇔”黄泉”でありつまり異世界alienというわけです。エイリアン、現実ではないどこからきたのか、結論から言うとこれはイド内イドになります。このイド内イドは現実から見た2階層下ではなく、現実との表裏です。
 
そもそもイド内イドは飛鳥井のイドです。これが鳴瓢のイドの中で見つかったわけですが、イドがあるからには彼女にも殺意がある。誰を殺したのか。まだ未解決の事件がありました。ミズハノメの開発者、 白駒 二四男です。そしてこの伝染した飛鳥井の殺意が発生させたのが早瀬浦たちの利用するその他のイドです。
 
話を戻します。聖井戸は異世界からきた。そして名探偵たちはそろって連続殺人鬼でもある。その殺意は飛鳥井から発生した。ここまできて ALIEN THURDAYYYが何を指していたのかが明らかになります。殺人鬼(名探偵)たちはみな異世界人であり、その異世界は飛鳥井が現実と結びつけたもう一つの現実であり、
 
イド内イド、そして反転して現実の鳴瓢たちは名探偵、かつ殺人鬼そして現実に生きる人間であるというわけです。最終話、殺人鬼メーカーであるジョン・ウォーカーとの対決が待っています。名探偵たちが、殺人鬼たちが、そして現実の人間たちが、どのように作品(作者)を超えていくのか、とても楽しみです。
 
ここで退場

*1:荘子』内篇應帝王篇、第七

富士川旅行記(ガルラジ富士川SA「2020大感謝祭」)

 

 

2/22(土)~2/23(日)にかけて静岡県富士市にいってきました。ガルラジ1stシーズン終了から1年後。その旅行記です。

 

towelket.hatenablog.com これは1年前、1stシーズン最終回後に書いた記事です。

 

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ガルラジ酒蔵訪問記(岡﨑、西尾、四日市周辺)

 

 

前回の記事でおでかけ記録を書いたところですが、それ(ガルラジイベント)以降なんだかんだで毎週出かけているので今回もその記録をしたいなと思います。というか今週末には富士川イベントがあってそれまでにこれを書かないと絶対に書かない気がするから……。

 

突然ですが最近お酒になれるように少しづつ飲むようにしていて、

これが7年間の変化です。

 

量を飲めないので一人でお店にいってお酒を注文できなかったんですが、瓶で買うと毎晩部屋で少しづつ飲めるっていうの完全に盲点だった。

 

というわけで以下だいたい酒蔵に行った記録になってます。

 

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カグラヤ怪奇探偵団レポートへの投稿(山梨旅行記)

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今回初めて双葉SAに行ったのでたまささカードなしです(かなしい……)



 

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丸石道祖神(山梨市七日市場)


 

2020年1月26日、ガルラジイベントを前に私はチーム双葉 たまささsistersのみなさんの街、山梨県にでかけました。そこで見た丸石について、旅行記として書きたいと思います。

朝8時頃に名古屋駅を発つ高速バスがあるのでこれに乗車して約4時間で到着します。深夜に別世界へ連れて行かれる夜行バスの感覚とは違って、早朝のバスは楽しそうに談笑するグループが多くて旅行気分が上がっていいですね。

 いつも行き先をこことここ!ってだいたい事前に決めておいてその界隈をふらふらする事が多いんですが、今回の目的はなんと行っても双葉SAと、あわせて県内の民間信仰、丸石道祖神を見て回りたいなって思って予定を立てました。

 

 ところで皆さんの部屋には丸石神ある?私の部屋にはポストカードが100枚あります。

 

ここで簡単に丸石道祖神について紹介をすると、まず道祖神は集落を邪霊等から守るために峠、辻、橋のたもとなどにおかれた神、あるいは旅行の神で、有名ものに写真のような男女二体の並ぶ姿のものがあります。

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長野県塩尻市


そして特に山梨県内においては、丸石が多く祀られているところに特徴があります。県内で調査研究をされた中沢厚の『山梨県道祖神』(1973年)によると当時県内で786か所が確認されています。*1(後述する写真集 『丸石拾遺集|Maruishigami』(2019)でも見過ごしたものもきっとあるとしつつ650基余りを撮影したと紹介されていました。←後述することなしでした*2

丸石は山梨県内に広く分布しているようなので事前にストリートビューで漁ってみました。しばらくみてると双葉SAから竜王駅周辺にもいくつか存在が確認できたのでわたしも見るしかない!となった次第です。(なにが「見るしかない!」だって感じですがそもそも興味を持ったのはこの↓あたりからです。)

大体たまささ三姉妹の親、祖父母世代くらいまではばちばちに道祖神まつりをやっていた世代なんですよね。三姉妹ぜったい祖父母と仲いいでしょって思ってます。そもそも家の周りに丸石があることが日常なのってどんな感じなんだろうなって思った。

 それはそうと双葉町(現甲斐市*1にも丸石道祖神が街のそこここに存在していて当時(1980年)は道祖神祭も行われていたとなると早く双葉SAとその周辺を見て回りたくなりました。これは絶対に楽しい。

最近読んだ本について - 旅立ちは真っ白じゃなきゃ

 

当日は双葉SA内にある高速バスの停留所(中央道双葉東)では降りず、一度甲府駅までいってそこから山梨市駅まで移動しました。まず山梨市駅近くでレンタサイクルを借りて近くを散策しながら養老酒造にうかがってランチをいただいたんですが、これがめちゃくちゃおいしかった。養老酒造のランチ、この日は土曜日のお昼時でお客さんも多く、あまりゆっくりする感じではなかったんですが、ずっといたくなるような古い家屋の屋根裏でおいしいごはんをいただけます。

近くの席のお姉さんたちが「松本駅の駅ビル(か長野駅だったか)でノースフェイスのかばんをみてきて〜……」みたいな買い物トークしてたのでふんふん聴いてしまった。たまささの皆さんの活動圏どこかなって思ってて、当然市内はそうなんですけど東京もかなり近いじゃないですか。翌日、山梨から東京までいったら2時間程度でいけちゃって本当に近い、そもそも駅前に東京オリンピックの旗や掲示物が並んでるところも今住んでる中部圏にはない光景で、東京文化圏だ……!ってなったんですよね。(わたしがあまり駅前に行かないのでなんも参考にならないですが)

 

食後は養老酒造周辺を自転車でまわりました。しばらくふらふらしていて気づいたんですけど、このあたり丸石道祖神の密集地帯で、10mも歩けば次々と出てくる感じなんですよね。だからここに来るまであまり見つけられなかったこともあって頭が完全にハイになっちゃった。

中沢新一が父 厚について語る文章のなかで、神社と道祖神場を村の空間の中心にあげて「不思議なもので、どの村へいっても、道祖神場のありかはすぐわかる。」*3って書いてるんですけど、完全門外漢の私はここまで2時間かけて1か所だったのでオタクは大袈裟に言うからしょうがないね?みたいになってました。なのにこのエリアに入った瞬間一気に宝探しのボーナスモードに突入したみたいでやばかった(宝探しのボーナスモードって何?)。どうももっと交差点とかにあるのかと思ってたけど、実際には各家庭の敷地、駐車場の隅に小型のものがあったりして、もっとそれぞれの家庭の屋敷神として扱われてるのかなって感じでした。きれいにしてるところもそうでないところもあるような。

 

ところで皆さんの部屋には丸石神ある?山梨では家の駐車場の隅に本物があります。

 

このあとは

 

 

 ってぐあいに新情報が出てきてこの日の最高テンションを記録しています。普段旅行先でもほとんど話さないのにこのときはかなり丸石の話を出しちゃったので店を出てからかなりそわそわしちゃったね。

 

日暮れのタイミングで電車に飛び乗り甲府駅へ、ここから双葉SA最寄りの「響が丘 レストラン山交入口 」バス停まで向かいました。18時前、土日祝日の双葉SA上りでアクリスタンドを並べているギリギリのタイミングに滑り込みました。(なお下りは17時です、他のPASAでも上りと下りによって並べている時間が異なるのは何か理由があるんですかね。)

 

 

 

ご飯を食べて勘助辛味噌をゲットしたあと、双葉SA最寄りの本屋へ徒歩で向かいました。このあたり高台のきれいな住宅街で、夜だと場所によっては市内の街灯りが視界に広がる良いエリアでした。力作のイルミネーションなんかが飾ってあっていいなーってなったね、ガルラジのことを考えていたので。

この本屋、ツイッターでときどき地域の丸石のことを紹介していて、わたしも3ヶ月前に丸石に興味を持った際にみて覚えていたお店です。入ると奥の本棚エリアだけ雰囲気が違うんですが、参考資料ということで販売用ではない本が並んでいました。迫力のある内容でここでもいいなーってなったね。外観も内観も街の本屋さんなんですけど並んでる販売用の本が選ばれて並んでいる感じがあって、こういうお店が近くにあると楽しいだろうなって思います。

 

ここでお店の方と少しだけお話ができたので丸石に話を戻すんですが*4、前述の『丸石拾遺集|Maruishigami』*5では「何か言い伝えのようなものを聞いたことはないか尋ねてみても、特にはない様子で、返ってくるのはいつも「昔からある」という答えばかりだった。」と聞き取りのやりとりをあげています。この店でも聞いたところによると、どうも博物館周辺では現在でもお祭りをしっかりやっているようですが、双葉あたりになると地域によってやっていたりいなかったりといった感じみたいですね。

ただ双葉ニュータウンも丸石がなくなっているかというとどうもそうでもなく、

 みたいに平成に入ってからのものまであってこれはやっぱり完全に地域の生活の背景で生きてるやつじゃん……!って気持ちにはなります。

 

また、TLに小正月最寄りの日曜日に双葉に行かれたフォロワーの方が

 

 と紹介していただいたところもみるとわたしもこの日に本当に行きたかった……って思います。生活に根付いた地域の文化が生き残るやつめちゃくちゃいい。まあわたしは地元で子供会?にも入っておらず獅子舞が回ってくると部屋から出なかったんですが。

 

本屋を出てからは、グーグルマップでバスを調べたら平日ダイヤが表示されていたみたいで暗い畑の前でバスを待っていた時間にキンキンに凍えてしまった。歩いて竜王駅まで向かい、宿まで移動して土曜日はおわりです。温泉は最高。

 

 

 この記事もとりとめがなくなってきました。丸石に意識を向けながらたまささ三姉妹のまちを歩き回ってみましたが、今回だけではこの地域で丸石がどういうように位置づけ扱われているのか、そもそも丸石信仰ってどこからきたのかといったところはわかりませんでした。今は街の景色の背景になっている丸石について、いつか玉笹彩美さん、彩乃さん、花菜さんが気になったときにこの記事にたどり着くといいなと思いまとめさせていただきました。そのときはカグラヤ怪奇探偵団のみなさん、どうぞよろしくおねがいします。

 

 

 

drive.google.com今回実際に見かけた丸石等をマップにしたものです。双葉SAや養老酒造に立ち寄る際にご活用ください。黄色が今回見つけたか所です。(丸石を見つけたらマップに追加してもらえるとうれしいです。養老酒造の周辺にめちゃくちゃあります、見つかると楽しいので是非見てみてね)

 

*1:中沢厚. 「丸石神について」. 丸石神調査グループ・著者代表 中沢厚(編)『丸石神=庶民のなかに生きる神のかたち』所収, (木耳社,1980), 84.

*2:米田拓郎, 『丸石拾遺集|Maruishigami』, (KULA, 2019).

*3:中沢厚, 『石にやどるもの 甲斐の石神と石仏』, (平凡社, 1988), 384.

*4:旅先で頑張って話すことと、それ以外の場で人と話すことはぜんぜん違うなっていうのを今噛み締めてる、具体的には翌日のガルラジのイベントで開演までカチカチに固まってしまったので頑張って少しでも話せばよかったって思ってます。

*5:米田拓郎, (KULA, 2019).